フォトレポート

《看護師職能委員会》「令和6年度 看護師職能(領域Ⅱ)Zoomを用いたWEB研修➀」報告

講師 認知症看護認定看護師 坂本祐子 先生
WEB研修の様子
WEB研修の様子

開催日

令和6年10月31日(木) 18時00分~19時00分

研修名

《看護師職能委員会》「令和6年度 看護師職能(領域Ⅱ)Zoomを用いたWEB研修(第1回)」

テーマ:認知症をもつ利用者の意思決定支援
    ~認知症高齢者の意思を支えるために~

講師

相川ケアセンター 認知症看護認定看護師 坂本祐子 先生

受講者

17施設 約40名参加

レポート

 看護師職能委員会領域Ⅱでは令和3年度からZOOMを用いたリモート研修を実施しています。

 令和6年度の第1回目は、10月31日(木)に相川ケアセンター認知症看護認定看護師の坂本祐子氏を講師にお迎えし「認知症の人の意思決定支援~認知症高齢者の意思を支えるために~」についての研修を実施いたしました。当日は17施設から総勢40名以上が参加してくださり、皆さんの関心・意識の高さが窺えました。坂本先生は令和6年1月に施行された「認知症基本法」の理念や施策、意思決定支援及びパーソン・センタード・ケアに基づくケアについて認知症看護認定看護師としての実践を踏まえてご講義くださいました。講義から、認知症の人の声に耳を傾け、その人の能力を最大限に生かし、自らの意思に基づいた日常生活・社会生活が送れるようその人の立場に立って考え、ケアすることが重要であると再認識することが出来ました。参加された皆さんからも「わかりやすく共感できる部分が多かった」「時間をかけて利用者の声に耳を傾けたい」などの意見が聞かれ、日頃より認知症の方のケアに当たる領域Ⅱの看護職にとって、大変貴重な講義であったことが窺えました。一方で「看護師間では有効かもしれないが介護職とは言葉の壁や考え方の違いにより伝えることが難しい」などの課題も挙げられました。今後、現場の課題に即した研修等の検討もしていきたいと思います。

 また、領域Ⅱでは看護職間での交流のニーズがあることも踏まえ、講義後にフリーディスカッションの時間を設けました。今回は「身体拘束」について各施設での困難事例などについて情報交換を行いました。

 この研修は看護協会の支援によるもので看護師職能領域Ⅱの発展を目指しており、看護協会への入会は研修機会を得ることになります。また職能団体によって看護師自身が守られるというメリットもあります。看護師領域Ⅱの発展のためにも一人でも多くの方の、看護協会入会をお待ちしております。

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