フォトレポート

《看護師職能委員会》令和5年度 看護師職能(領域Ⅱ)「集合研修」 報告

和泉 裕二 先生

演習を交えた講義の様子

開催日

令和5年11月2日 (木) 14時00分~16時00分

研修名

《看護師職能委員会》令和5年度 看護師職能(領域Ⅱ)集合研修

テーマ:「嚥下機能が低下した療養者への支援」~在宅・介護施設でできる予防とケアについて~

講師

山梨市立牧丘病院 言語聴覚士 和泉 裕二 氏

受講者

35名参加

レポート

 11月2日(木) に牧丘市立病院の和泉裕二氏を講師にお迎えし、“「嚥下機能が低下した療養者への支援」~在宅・介護施設でできる予防とケアについて~” の研修を実施致しました。集合研修の形での開催は5年ぶりであり、当日は領域Ⅱから26名、領域Ⅰ(病院領域)や行政(保健師職能)から9名、総勢35名が参加しました。
 和泉先生は摂食嚥下の評価のポイントと、摂食嚥下リハビリテーションとして直接訓練(食物を用いる訓練法)および間接訓練(嚥下に関係する筋力・神経の刺激や強化を行う訓練法)について講義をして下さいました。直接訓練は和泉先生が関わってきた事例の紹介を交えて、また、間接訓練は実演を交えての講義であり、大変分かりやすい内容でした。摂食嚥下の支援は看護師が適切にアセスメントをし、効果的な訓練を実施することはもちろんですが、効果が表れるには訓練の継続が大前提となるため、ご本人・家族や他職種へのアプローチも非常に重要であることが再確認できました。
 参加された皆さんからは、「実際の利用者様に当てはまる事も多く、観察点等も理解出来たため、実践したいと思う。」「嚥下訓練の色々な方法があることがわかった。」「他職種にも研修内容を共有し、利用者様が食べられるように支援していきたい。」などの意見が聞かれ、嚥下機能が低下した療養者への支援を担う看護職にとって、大変貴重な講義であったことが窺えました。
 本研修は看護協会の支援によるもので看護職能領域Ⅱの発展を目指しており、看護協会への入会は研修機会を得ることになります。また、職能団体によって看護師自身が守られるというメリットもありますので、看護領域Ⅱの発展の為にも一人でも多くの方の、看護協会入会をお待ちしております。

《看護師職能委員会》令和5年度 看護師職能(領域Ⅱ)「集合研修」フォトレポート【2023-66】

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