グループワークの様子
開催日
令和5年7月1日 (土) 9時15分~12時30分
研修テーマ
「変化する健康課題への対応を通して保健師活動の原点や役割を学ぶ」
~コロナ禍の経験の振り返りとこれからの活動に求められること~
講師
山梨県感染症対策センター総長 健康科学大学看護学部 教授 藤井 充 氏
受講者
64名参加
レポート
コロナウイルス感染症は5類に移行されましたが、まだまだ予断を許さない状況にあります。しかし、この時期だからこそ、コロナ禍を振り返り、ポストコロナの保健師活動の展開へのヒントを学ぶ機会として、本研修会を企画しました。4年ぶりに看護研修センターでの集合研修で実施しました。
講師の藤井先生から、コロナウイルス感染症への対応の中で分かってきたこと、対応からみえてきた課題への対応、コロナ対応も踏まえた今後の保健師活動への展望について講義していただきました。その後、昨年度の職能研修会「ファシリテーションスキルアップ研修」で学んだ「KPT(ケプト)」の手法を使用しグループワークを行いました。
講義、グループワークの中から、保健師活動の基本を大切にしながら“住民の健康課題を解決”すること、健康危機管理への日頃からの備え、保健師自身が健康であること、保健師はプレーヤーからマネージャー(ニーズ、優先順位を含めて必要性、具体的な効果などをエビデンスに基づいて組織に説明でき、組織を動かす役割)であることが求められていることを確認しました。
保健師同士が久しぶりに顔を合わせての研修が行え、研修終了後も話は尽きず名残惜しい様子もみうけられました。“いつの時代も誰一人取り残すことなく、すべての人がその人らしく暮らせる”、“仲間との支え合い”、“住民自身が命とくらしを守れる力をつけていく”開会前の委員長や会長の挨拶のなかにあった保健師としての専門性(キーワード)を改めて確認する場となりました。
《保健師職能委員会》「令和5年度 保健師職能交流集会」フォトレポート【2023-29】