フォトレポート

令和4年度 第2回保健師職能研修会報告

委員長あいさつ
講義の様子
グループワークの様子

開催日

令和5年3月4日 (土) 9:30~12:00

研修テーマ

「基本を学び実践につなげる ファシリテーションスキルアップ」

講師

吉元 寿林 氏(ミリョクラボ代表)

受講者

37人

報告

 保健師活動を行う際に不可欠なマネジメント力向上のために、「実践につながるファシリテーション」について講義と実技で学ぶ研修を開催しました。
 講師は、昨年度の「プレゼンテーション」研修に引き続き、情報整理・仕事効率化コンサルタントである吉元寿林先生に依頼しました。

 吉元先生から、受け付け後、着席した受講者に対し、グループで協力して、できるだけたくさんの答えを導き出す内容のクイズが出題されました。
 これにより着席と同時にグループメンバー同士で自然に交流が始まり、とにかく意見を出し、またグループメンバーが他者の意見に影響されて新たな意見を出すことができることを体感しました。その中で、ファシリテーション成功の鍵となる場を和ませる「アイスブレイク」の重要性を実感し、自然と学びの時間がスタートしました。

 講義では、ファシリテーションが単に司会進行をスムーズに行うことではなく、「意見交流が活性化し、スムーズに合意形成が行われるための介入」であることを確認できました。参加者それぞれが考え、否定される不安を持たずにたくさんの意見を出すことのできる「発散」、目的に沿ってまとめる「収束」、決められた時間の中で「結論を決める」というファシリテーターのテクニックを吉元先生の言動、すべてから学ぶことができました。

 3年ぶりの集合研修となった今回は、感染症流行状況を勘案し、秋の開催を3月に延期したものの、講師を会場にお招きし、受講者も参集して開催することができました。受講者の休憩時間や帰り際の風景、表情から “顔を合わせて話ができるのはいい!グループワークは集合に限る” 、連携は顔を合わせてこそ広がり、強くなることを改めて感じることもできました。

 吉元先生から、「今回の研修を多くの方の笑顔をつくるために役に立ててほしい」とエールをいただきました。

TOP